蔵元を招く会イベント報告
- 豆松店長
- 6月22日
- 読了時間: 5分
2025年6月14日(土)、南部市場内のレンタルスペース「NANBUBASE」にて川西屋酒造店を招く会を開催しました。
4か月前から準備をはじめ、待ちに待ったイベント!・・・のはずでしたが、まぁいろいろありましたよ!
あったけど楽しかったイベントの様子を報告します。
この日は前日から雨模様でしたが、会が始まるころにはほとんど上がっており、気温が低かったのでかえって過ごしやすいほどでした。燗酒を飲むにはうってつけのお天気でしたね。
電車の遅れがあったものの、みなさん時間までに集合されて優秀でした☆
◎川西屋酒造店
「上質な酒米ごとの個性を楽しむ 隆(りゅう)、タンクで枯らした円熟味がお燗で冴える 丹沢山(たんざわさん)、食と酒、お互いの旨さを引き立てあう純米酒を醸す」
所在地:神奈川県足柄上郡山北町山北250
【営業時間】月~金 9:00~12:00 13:00~16:00 土曜日、日曜日、祝日は休業日
日本酒好きな方には「隆」「丹澤山」という名は聞いたことあるな!と反応が返ってくることが多い、神奈川の蔵です。野毛には「三代目ハルク」というこちらのお酒を全て揃えている居酒屋さんがあるほど。
そしてなんといっても燗酒!「ど燗酒」推奨、燗付けのスペシャリストたる蔵人さんたちが美味しい飲み方を探求されており、その妙技の指南を受けるべく通う飲食店・酒屋経営者も多くおります。
豆松店長はまだ間門の古民家にいたころ、神奈川酒造組合のイベントに参加しそこで燗にした丹澤山麗峰と秦野の落花生の組み合わせに感動し、それ以降燗酒にはまったという経験があります。
・・・という話をイベントの最初にするべきでしたよね!お招きしたスタッフさんお二人の紹介もせず、いきなりはいお酒だしてーみたいな展開になった気がします・・・申し訳ないです。早く飲んでもらいたくて、と言い訳しておきましょう。
◎お酒のラインナップ
1.丹澤山 純米吟醸原酒 からっとTシャツラベル
2.隆 特別純米きたしずく 生原酒
3.隆 赤紫 五百万石生原酒
4.丹澤山 若水生酛純米酒 火入れ
5.丹澤山麗峰 阿波山田錦
6.丹澤山凛峰 山廃純米酒

・丹澤山若水生酛純米酒火入れ →オレンジをトッピング
・丹澤山麗峰阿波山田錦ぬる燗 →コーヒー氷をトッピング
◎おつまみ弁当
・酒粕クリームチーズ、らっきょう味噌漬け
・茄子ニシン
・小松菜としめじのお浸し
・青さとウニ入り玉子焼き、ヤングコーン天ぷら、鹿肉梅肉ソース
・タコと水菜の卵とじ
・鰤西京漬け、たたき牛蒡、丸十オレンジ煮茶巾しぼり、楓かまぼこ
・ちくわ胡瓜、アユ風干し、酢取りみょうが、トマト南蛮漬け、自家製からすみ、煮ホタテ
この他、塩煎りピーナッツ、ホタルイカ燻製、甘夏ピール、パウンドケーキがつきました。

お酒の紹介をしつつ冷酒から。
からっとTシャツラベルは夏酒らしいスッキリしたお酒で、トップバッターにピッタリでした。純米吟醸なので香りもコクもあり、お店でもこれ好きだわ!と言われることが多いお酒です。
二番目の「隆きたしずく」。きたしずくは北海道の酒米で、不作だった神奈川の酒造好適米「若水」に代わっておすすめされたお米だったそうです。リリース直前にご近所の中沢酒造さんが「松みどりきたしずく」を出されたのでやられた!と思ったそうですが、「ラベルをより爽やかな明るいブルーにしてやったよ」と冗談交じりに話されていました。
ラベルの色はそのお酒のテイストを反映していることが多いですが、きたしずくはこのブルーが似合う、キリッとした酒質です。
三番目「隆赤紫」。五百万石を使った生原酒です。私これ好きなんですよ、なのでラインナップに加えたんです。
なんというか、落ち着くお酒です。おつまみどれにもマッチするし、飲み飽きしないというか。すーっと入っていくお酒だと思います。
四番目の若水生酛純米は、柑橘のような酸味を感じるところから、サングリアっぽくオレンジの輪切りをいれて香りをプラスする飲み方を紹介しています。
甘夏ピールにも合ったのではないでしょうか。
そうしているうちに燗もいい具合についてきたので、凛峰・麗峰をフラスコで。
フラスコのいいところは温度が下がりにくいので、ゆーっくりと燗冷ましになっていく・・・そこがポイントです。
今回写真がありませんが、麗峰を使った「燗コーヒー」を提供しました!市販のブラックコーヒーを製氷機で凍らせ、お猪口に入れてそこへぬる燗を・・・!面白いですね!
その燗コーヒー用にオレンジピールとコーヒー風味の煮豆を入れたパウンドケーキを用意しました。評判よかったですね。
酒粕クリームチーズはお酒の会の定番おつまみですが、必ずその蔵の酒粕で作るようにしています。今回の酒粕クリチー、さいっこうに美味しいです!パンに塗って食べてもGOODですね!これはどのお酒にも合いましたが、特に隆赤紫が良かったと思います。
玉子料理はどちらも好評でしたが、タコの卵とじは旨味も塩味もあっていいおつまみでした。あと竹輪胡瓜ですね、シンプルながらお酒のすすむおつまみです。竹輪とキュウリじゃダメなんです、一体だからいいんです。
最後は恒例のじゃんけん大会!蔵オリジナル保冷バッグをかけて、みんなでジャンケン!これはいつも盛り上がります。
それでほら・・・みんなで写真撮ってない!もーうっかり者だからなぁ、まったく。
二時間、みなさん楽しまれたのではないでしょうか?
今回NANBUBASEまで歩いて来れるという初参加の方が二人いらしてくださいました!ありがたいです。そしてNANBUBASEのスタッフの方、よく行く居酒屋さんで隆や丹沢山を飲んでいるとか!このイベントもすっごく気になってて、できれば参加したかったそうです。
最後になりましたが・・・今回のお酒を発注させていただいた秦野の片倉商店さん、お酒と一緒に名物の花菖蒲を送ってくださったんです。会場に飾るつもりで花瓶と一緒に持って行ったのですが・・・どこを探してもない!!
会場まで運んだはずなのに、ない!途中で落としたのかな、と来た道を駐車場まで探しましたが、ない!!黒隆の箱二本分をつなぎ合わせた、けっこう長めの荷物なので目立つのですが、ない!!!
ミステリーすぎる・・・せっかくのプレゼントを、ほんと申し訳ないです。
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