毎月第4土曜日の日本酒の会「桜酒亭の日」も4回目となりました。
これまで満員御礼が続いていましたが、決算月ということもあり?参加者控えめで開催いたしました(5名様でした・・・)。
しかし!奇跡のような日本酒✖料理のマッチングが続出し、参加したみなさん「おおお!」と驚きの声が連続いたしました。
まずはお酒と、料理のラインナップから。
(左から)
①福島県 花泉酒造「花泉 ロ万(ろまん) かすみ生原酒」 福島の酒らしい、コクと甘やかさが特徴のうすにごり。
②岐阜県 中島醸造「小左衛門 桜ラベル 純米吟醸生 おりがらみ」 苺の様な甘ずっぱさがあり、後口はすっきりと引き締まります。
③福井県 南部酒造場「花垣 越の雫 純米無濾過生原酒」 無濾過生原酒らしい、優しいながらも飲み応えのある満足度、ふくよかな余韻があります。
<メニュー>
・酒粕、クリームチーズ、ドライフルーツ、ナッツの和えもの タコス添え ・桜豆腐 ・夏みかん風味の新感覚ぬた ・お刺身(カツオ、シマアジ、イカ) ・桜エビと根三ツ葉のかき揚げ ・バクダン!とアスパラチーズ焼き ・新筍、フキ、ニシンの煮物 ・海苔めんor豆松カレー ・柑橘類とイチゴのマチェドニア
春ですねー、ピンクのラベル満開w
かわいらしい外見に似合わず、しっかりした味わいのある3種でした。
「花泉ろまん」は冷たくないと本来の味が感じられないということでずっと冷やしていましたが、あとの2つは生酒の味わい・・・冷~常温の移り変わりを愉しめるものでした。
そして、ベストマッチングだったのはこちら!
・花泉 ✖ 酒粕クリームチーズ、桜豆腐 ・小左衛門 ✖ 夏みかん風味のぬた ・花垣 ✖ アスパラチーズ
特に小左衛門と夏みかん風味に関しては、磯野さんが「たえさん・・・怖いw」というぐらいの神マッチングでした。
夏みかんは数日前にたくさん分けていただいたので、それを利用しようと急きょ考え付いたメニュー。夏みかんの果汁で酢味噌を作り、ホタテを果汁で洗って分葱と一緒に添えました。
小左衛門の甘酸っぱさと柑橘味が好相性の逸品でした。
花泉はもち米で醸した珍しいお酒で、想像通り甘口の柔らかいお酒ですが、生原酒なので後味は意外ときれいで、甘ったるくはありません。
そこが酒粕クリームチーズや、桜豆腐のもちっとした食感とマッチしていました。
花垣はチーズに合いますが、「フレッシュか、焼いたような濃厚なもの」にしか合わないという話で・・・アスパラチーズの焼けてカリカリになった濃厚なチーズ感が文句なしだったようです。
こちら3種のお酒はまだ残っております!
ベストマッチを試したい方はお店へいらしてくださいねw
お酒の会はいつもそうなのですが、私と磯野さんは事前打ち合わせをしません(それもどうかと思いますが・・・)。
それぞれ季節にあった、おすすめのお酒&食材を持ち寄るのですが、このような奇跡的なマッチングが起こります。
双方の相性がいいこともあるとおもいますが(笑)、やはり日本酒と和食、これがベストマッチングなのだろうということですね。
「桜酒亭の日」はそんな二人のシンクロ具合を見るのも楽しいのですよw
次回は4月22日(土)、ゴールデンウィーク前ですね。
「海外に行くから控えよう・・・」などとおっしゃらずに!良き日本のお愉しみを味わいにいらしてください。