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店長

7月の桜酒亭の日~夏酒を楽しむ!


6月はバスツアーだったので、久しぶりのお酒の会になりました。

大型の台風12号が迫る中、他の飲食店ではのきなみイベント中止というにも関わらず、キャンセルの連絡もなかったので(!)開催という運びになりました。うちのお客様は素晴らしいです・・・

今月は「夏酒を楽しむ」ということで、ロックやソーダ割りなどちょっと変わった飲み方で味がどう変わるか、実験的なことをしました。

また料理も和食にこだわらず、夏の食材を使ったお酒に合う料理をお出ししました。

まずお酒のラインナップです。

20187月の桜酒亭の日日本酒

1.「純米吟醸もろみー」石川県 西出酒造

  純米吟醸酒 使用米:国産米 精米歩合:50% アルコール度:15度

2.「忍者 若戎」三重県 若戎酒造

  純米酒 使用米:国産米 精米歩合:60% アルコール度:15度

3.「文佳人 夏純吟うすにごり生」高知県 ㈱アリサワ

 純米吟醸酒 使用米:国産米 精米歩合:50% アルコール度:16.5度(生酒)

4.「盛升 純米酒なまなま」神奈川県 黄金井酒造

 純米酒 使用米:国産米 精米歩合:60% アルコール度:18度(生酒)

5.「夏のどぶろく」神奈川県 黄金井酒造

 その他の醸造酒 使用米:国産米 アルコール度:10度

それに合わせる料理は・・・

201807料理

さて、いつもと違う飲み方の提案ということで、まず冷酒、そしてロックやソーダ割りと一つを二通りの飲み方で楽しんでいただきました。

料理は一酒一品で構成してみました。

「もろみー」と

前菜的なこちらの三品は「もろみーブルー」と合わせました。

生春巻きの中には大葉、錦糸瓜、万能ねぎ、エビが入っています。これをタイのスウィートチリソースでいただきました。

三品とも甘酸っぱさがベースにあり、もろみーのリンゴ酸とマッチしたようです。

冷酒とロックでお勧めしましたが、氷を一つ入れることで爽やかで軽い飲み口となり、もろみーの良さが引き立ちました。

真ん中の「しめ鯖 納豆酢とともに」ですが、この納豆酢が好評でした。

ひきわり納豆にゆで卵の黄身、からし、土佐酢を加えたものです。豆松オリジナルではなく和食では昔から使うもののようで、料理長がいなければ考え付かないものでした。

納豆にマヨネーズ混ぜる、みたいな感じでしょうか。

二種の焼き牡蠣

二種の焼き牡蠣、こちらには「忍者 若戎」を。爽快な辛口が濃い味付けの牡蠣料理とマッチしました。

オイスターソース焼きは中華風、エスカルゴバター風味は洋風?本当はフライにしないつもりでしたが、お客様へ提供することを考えフライにしました。

揚げたものにバターなので濃すぎるかな・・・と心配でしたが、忍者+ソーダがすっきり洗い流してくれたようで、なかなか好評でした。

餅粟団子

餅粟団子トマトソース+文佳人夏純吟 ベストマッチング!

イタリア料理のライスコロッケ「アランチーニ」をアレンジしました。

餅粟とジャガイモを混ぜた皮の中に、モッツァレラチーズとアジの干物を射込み、揚げてあります。

アジの干物は香りと塩気のインパクトを与えたくて入れてみましたが、なかなかどうしてトマトソースとの相性も良く、レギュラーメニューにしたいくらいです。

トマトソースは出汁とバターを隠し味にし、酸味を和らげてあります。

こちらと「文佳人 夏純吟」が今回のベストマッチでした。普段火入酒しか作らない文佳人ですが、夏のみ生酒を作るそうで、ラベルのかわいいオバケ柄から「オバケラベル」と呼ばれて人気があるそうです。

濃醇なうまみと酸味はトマトソースによく合い、好評でした。

焼き野菜と鯛

鯛と夏野菜のオーブン焼き 焦がし醤油ソース

「盛升なまなま」と合わせたこちら。野菜は糸魚川で無農薬栽培をしている「ハライソ農園」さんから季節のものを送っていただきました。

普通にソテーしてもおいしいですが、オーブン焼きにすることでうまみがギュッと閉じ込められ、さらにおいしくなってます。香りづけにローズマリーと月桂樹を散らしました。

鯛は別で塩焼きにしたものを合わせ、フライパンで焦がし気味にフランベした醤油をかけました。

野菜のうまみとお酒のうまみがいい塩梅でしたが、なまなまは少し濃いのでロックにし、スッキリ飲めて酒が進んでしまう!といい感じに。

なまなまソーダもいいかもしれないですね。

また、デザートの「塩炊き羊羹」もなまなまでいただきました。

塩炊き羊羹

塩炊き羊羹は新潟県長岡市、寺泊の銘菓です。知る人はわずか?の超地元和菓子です。パッケージにはお弥彦様の~とか書いてあるので、ご進物品として作られたのかもしれません(よく調べてなくてすみません)。

父の実家が寺泊で、私の中では帰省するたびに買ってくる夏のおやつというイメージになっています。こちらで売っている塩入り羊羹とも全く違う、独特の甘じょっぱさがお酒にも合うと思い、ラインナップ入りさせました。

そして最後はスペシャリテとして「盛升 夏のどぶろく」ソーダ割りです。

優しいアルコールと乳酸がソーダ割りにすることで・・・大人のカルピスに!!

こんなに飲みやすくなるとは思いませんでした、驚きです。毎日飲みたいです!

もうなくなってしまったので、また厚木まで買いに行かなければ・・・

楽しそう

長くなってしまいましたが、今回の実験的お酒の会は成功でした。

あー参加者になりたい・・・毎回思いますが、今回は特に(笑)

いつか「日本酒カクテルの日」とかやってみたいですねえ。楽しそうー!

さて次回は8月25日です!!

8月の桜酒亭の日は「豪雨被害地のお酒を飲もう」というテーマで開催します。

被災地は自粛ムード、被害に合われた方は飲みに行くなんて考えもつかず・・・ということで飲食店、酒販店はどん底景気に見舞われています。

わずかではありますが、広島・岡山・愛媛のお酒を買って飲むことで応援しよう、という企画となりました。

豆松では売上げの一部を寄付することも考えています。また店長はお盆休みを利用して災害ボランティアに行こうかとも考え中なので、その報告もできたらなぁと思います。

お申し込みはお早めに!お待ちしております。

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