今月のテーマは「ひやおろしと秋の料理」。そして国産生ハムのご紹介でした。
ゲストとして「国産豚肉普及協会」の松川氏をお招きし、簡単ではありますが生ハムについて解説していただきました。食べ方もね!
①「鳥海山 純米吟醸 ひやおろし」天寿酒造 / 秋田県 ■特定名称:純米吟醸酒 ■アルコール度:16度 ■原料米:秋田酒こまち ■精米歩合:55%
②「月不見の池 純米吟醸 ひやおろし」猪又酒造 / 新潟県 ■特定名称:純米吟醸酒 ■アルコール度:15.8度 ■原料米:越淡麗 ■精米歩合:50%
③「水芭蕉 純米吟醸 ひやおろし」永井酒造 / 群馬県 ■特定名称:純米吟醸酒 ■アルコール度:15度 ■原料米:兵庫県産山田錦 ■精米歩合:60%
④「奥播磨 播秋 山廃純米 兵庫夢錦五拾五 生」下村酒造店 / 兵庫県 ■特定名称:純米酒 ■アルコール度:17.4度 ■原料米:兵庫夢錦 ■精米歩合:55% ■特記事項:山廃仕込、生酒
⑤「石鎚 特別純米 ひやおろし」石鎚酒造 / 愛媛県 ■特定名称:特別純米酒 ■アルコール度:16-17度 ■原料米:麹米)備前雄町 掛米)松井三井 ■精米歩合:精米歩合:麹米)55% 掛米)60%
⑥「独楽蔵 特別純米 ひやおろし 二年目の秋」杜の蔵 / 福岡県 ■特定名称:特別純米酒 ■アルコール度:16度 ■原料米:福岡県産夢一献 ■精米歩合:60% ■特記事項:1年半熟成
・三点盛り: 国産生ハム三種(はもんみなかみ、グランビア、ふじさわ生豚) ・小鉢:菊花と松茸のおひたし
(松花堂) 八寸: 筋子粕漬け、衣被、翡翠銀杏、茗荷寿司、蓮根はさみ揚げ、秋刀魚煮、水晶卵 焼物: 秋鮭の黄金焼き、栗甘露 揚物: マイタケと鮭白子の天ぷら 煮物: 丸茄子ミートグラタン
・ご飯:キノコの炊き込みご飯
・デザート:しゅわしゅわブドウ
秋です!直前に秋田の天然舞茸が出てきたのでヤッター!と今年も天婦羅にしてお出ししました。サンマはだめでした・・・腸焼き美味しいんですけどね。
丸茄子は秋になり身がぎゅっと締まって美味しさが増しています。なのでミートソースと合わせてオーブン焼きにしました。こってり感がひやおろしに合いましたね。
秋酒の黄金焼きもコクがあるので、奥播磨のようなお酒にマッチしていました。
さて生ハムですが、みなさんまずお出しした形状に驚かれていました(写真なくてすみません)。短冊のように厚切りにしたのです。
生ハムというとうすーくスライスしたペラペラっとしたものという認識だと思います。それはなぜかというと、海外の生ハムはしょっぱいからです。
しかし国産生ハムは塩気よりも風味、旨みを強く出した香り豊かなものなので、塩気をほとんど感じません。ちょうど乾燥スルメを食べるイメージに似ているかもしれません。噛めば噛むほど旨みが広がる国産生ハムに皆さん目を丸くしていらっしゃいました。
こうなると日本酒にも合わせやすいかと思います。まず香りを味わい、噛みしめていただきます。三種の生ハムはそれぞれ味も香りも個性的で、豚肉と塩しか使っていないのに面白い!と皆さん絶賛しておりました。
今回のラインナップでは鳥海山が一番生ハムに合わせやすいかと思われました。
私の個人的感想では、筋子の粕漬と月不見の池、これベストマッチじゃないですか?すごい身びいきかな?
筋子の粕漬は皆さん初めてのようでしたが、私にとっては冬(お正月)の定番です。これと鱈の親子漬けがあればエンドレスに飲めます(笑)そうそう、鱈子の粕漬も美味です。
これはどうやら新潟の郷土料理のようですね。酒どころ新潟ではなんでも粕漬にしちゃうんですねー、菊芋の粕漬も美味しかったしなぁ。
現在お店のレギュラーメニューになっていますので、ぜひ味わいに来てください。
さて次回の日本酒の日ですが、いろいろ予定が込み合っておりまして、11月2日の開催となります。
そして11月の会は11月30日開催です。11月は二回日本酒イベントがあるんです・・・すみません、勝手なことして!
10月のテーマは「日本酒と料理の婚活パーティ?」です。ようするに、マリアージュをさぐる会です!磯野カオリと店長が出したいものを出す、その中から意外な組み合わせを探し当てる・・・って感じかな?
婚活パーティなので、相手がいないことも予想されます。どうなることやら、お楽しみに!